男子ハンドボール世界選手権vol.2
お疲れ様です。
今回は予選リーグ(vsスペイン vsアイスランド vsバーレーン)について感じたこと等書きたいと思います。
vsスペイン (22-26)
この試合は何と言っても日本のGK甲斐選手の活躍が目立ちました!
ポストシュートをバシッと止めたと思えば、サイドシュートもガッと止めてしまう…
スペインの選手の無駄打ちや無理打ちが少ない中でのセーブ率(確か40%を超えていました)と26失点で抑えるというのは『もの凄い』の一言に尽きます。
僕がキーパーならもっと深く語れたんですが…ただあそこまで当たるキーパーはしっかりボールに合わせて面が取れて、出過ぎず下がり過ぎずいい距離間が取れていますね。
身長は186cmくらいで世界的に見れば小柄なGKですが、間違いなく今大会で世界に名を売ったのは甲斐選手ですね!
コートプレーヤーとしてはGKにあれだけ止めてもらうと、無言のプレッシャーがかかってくるんですよね 笑
『俺がこんだけ止めてんだ!もちろん点は取ってくれるよな?』という感じに(私の体験談)
そういう意味ではこの試合の日本OFは少し物足りなさは感じました。22得点で勝つというのはなかなか難しいです。
後半勝負どころのテクニカルミス、ロング・ミドルの決定率の低さ。
主にバックプレーヤーを務める僕にはこの2点が勝負を分けたかなと思います。
強豪国相手に終盤2点ビハインドで逆転して勝つというイメージを日本が持てていたのか?
バックプレーヤーがスペインに脅威と思われるシュートがないから、ポスト・サイドがなかなか生きてこないのではないのか?
ここら辺は自分自身よくぶち当たるところなので、本当に難しいのはよくわかります。
しかし、世界相手に勝つのならば必ずクリアしなければならない課題です。
vsアイスランド(21-25)
この試合は僕の大好きなアイスランド代表アーロン・パルマーソン選手が出場するので、とても楽しみにしていました!
パルマーソン選手の凄さについてはまた別の機会に書こうと思います。
この試合パルマーソン選手をはじめアイスランドの選手がシュートをふかしていたのが目立ちました…
正直ですね…若干…アイスランド代表のプレーを楽しみにしていたので、記憶があまりありません!笑笑
レフトバックの18番の選手も電光石火の速さと腕の振りが速いシュートを持っている素晴らしい選手なのですが、不調でしたね…
東京オリンピックでのアーロン・パルマーソン選手の活躍に期待しましょう!
vsバーレーン(22-23)
『まじかよ…』試合が終わった後すぐ出てきたのがこの言葉です。
なぜかというと、バーレーンのラスト攻撃ラスト5秒でサヨナラゴールを決められたからです…
センターのブラインドシュートでね…
確かにバーレーンの選手いいシュート打つんですわ、ノーステップのブラインドでGKの頭の上打ったり、身長も高くないのでクイックで打ったり………
最後の最後にバチコーンとやられたんでございます…
後半の中盤までは逆速攻でリードを広げたんですが、7mスローが何回も止められ…勢いに乗ったバーレーンに…
くそぅ、彼奴ら完全に意気消沈してたのに…
正直言いますと、この試合も22点しか取れてないわけですよ。厳しいですよ。
アジア相手の負けというのは重く受け止めなければいけません。世界相手に勝とうというならば、ブラジル・エジプト等ならいざ知らず、アジアには負けてはいけません。
これらの結果から予選グループ全敗で6位となりました。
今大会の結果も踏まえて世界の序列的には
欧州>南米>カタール>アフリカ>アジア
だと個人的に思います。カタールもアジアではありますが、実力的にアジアくくりすべきでないなと。
残念ながら世界との差はまだまだ大きい…
次回はブラジルvsクロアチアについて、今大会の日本戦総括(完全なる個人的見解)について書こうと思います。
さらば!